こんにちは、ダニの悩み解決部屋のダニ0母ちゃんです。
ホットカーペットのダニ退治は、取扱説明書にある「ダニ対策」の使い方で温めたあと、掃除機でしっかり吸い取るのが基本。温めるだけで終わらせず、吸い取るところまでがセットになります。
ただ、何分温めるのか、どの目盛りに合わせるのかは、メーカーや機種によってさまざま。たとえば無印良品は「強で40分」、パナソニックは「ダニ対策の目盛りで約90分」と、公式のよくある質問で案内している内容も同じではありません。
この記事では、メーカーの公式情報と、東京都などの公的な資料をもとに、ホットカーペットのダニ退治のやり方と、退治したあとの掃除、しまう前の手入れまでをまとめました。
この記事のポイント
- ダニ退治の時間や目盛りはメーカー・機種によって違う
- 温めたあとは、掃除機でダニや死骸を吸い取る
- パナソニックは毎月1回とシーズンの始めと終わりの実施を案内
- しまう前は汚れを取り、湿気の少ない場所に保管する
ホットカーペットのダニ退治の基本
まずは、ホットカーペットにダニがたまりやすい理由と、メーカーが案内しているダニ退治の考え方を確かめていきましょう。
ホットカーペットにダニがたまる理由
ホットカーペットは、床に敷いて長い時間を過ごす場所。人のフケやアカ、食べこぼしが落ちやすく、カバーの毛足の中にほこりがたまりやすいものです。
東京都健康安全研究センターが一般家庭10軒で調べた結果では、ダニのフン由来のアレルゲンの量は、フローリングの床よりもカーペットや畳のほうが高い値でした。ダニが繁殖しやすい場所としても、寝具、カーペット、畳、カーテンなどが挙げられています。
東京都保健医療局の資料によると、家に多いヒョウヒダニ類の最適な条件は温度25〜30℃、湿度60〜80%。ダニが生きていくには、エサ、潜る場所、温湿度の3つの条件が必要とされています。暖かいカーペットの上で過ごす冬は、人の汗やこぼした飲み物で湿気が加わることもあり、カバーの手入れが欠かせません。
環境再生保全機構(ERCA)のアレルギー対策のページでは、ダニ対策としてカーペットは取り除くこと、湿気がこもるので畳の上に敷くのも厳禁、とまで書かれています。ぜん息などアレルギーのある人向けの考え方ですが、畳の部屋にホットカーペットを敷いている家は、とくに湿気と手入れに気をつけたいところ。
熱でダニ退治ができる仕組み
ホットカーペットのダニ退治機能は、カーペットを高めの温度で一定時間温めて、ダニを弱らせたり追い出したりする使い方です。
無印良品のよくある質問では、「ダニは熱や乾燥が苦手です」としたうえで、温めたあとに「逃げ出したダニを掃除機でよく吸い取ります」と案内されています。(出典:無印良品「ホットカーペットのダニ退治方法を教えてください」)
東京都の資料にも、ダニは乾燥に弱く、増えるには60%以上の湿度が必要と書かれています。ホットカーペットで温めることには、カバーの中の湿気を飛ばす意味もある、と考えると分かりやすいでしょう。
大事なのは、温めただけではダニの死骸やフンがカーペットに残るという点。東京都の資料では、ダニのフンや死骸がアレルギーの原因になると説明されています。温める→掃除機で吸い取る、の2つでひと組と覚えておいてください。
メーカーで違う退治の時間
ダニ退治の時間と目盛りは、メーカーによって違います。公式のよくある質問で確かめた内容をくらべてみると、次のとおりです。
| メーカー | 目盛り | 時間の目安 | そのあと |
|---|---|---|---|
| 無印良品 | 温度調節ツマミを「強」 | 40分 | 電源を切り、掃除機で吸い取る |
| パナソニック | 温度調節つまみを「ダニ対策」、面積切換を「全面」 | 約90分 | 電源を切ってプラグを抜き、掃除機をかける |
パナソニックのよくある質問では、ダニ対策のときに「温度ひかえめ」「省エネモード」「電力1/3モード」には設定しないように、という注意も書かれていました。(出典:パナソニック「電気カーペットを収納する前のお手入れと保管方法は」)
このように、同じ「ダニ退治」でも、目盛りの名前も時間も違います。ほかのメーカーのものを使っている場合は、本体の取扱説明書かメーカーのサイトで、自分の機種のやり方を確かめるのがいちばん確実です。
ダニ退治の運転中はカーペットがふだんより熱くなることがあります。小さな子どもやペット、肌が敏感な人がその上で長く過ごさないようにし、取扱説明書の注意を必ず守ってください。
布団のダニ退治に使えるか
「ホットカーペットの上に布団をのせて温めれば、布団のダニも退治できるのでは」と考える方もいるかもしれません。
パナソニックの手順には、カバーをヒーターで包み、その上に布団などをのせて温める、と書かれています。ただしこれは、カーペットのカバーのダニ対策をするための手順で、布団そのもののダニ対策として案内されているものではありません。今回確かめた範囲では、ホットカーペットで布団のダニを退治する方法をメーカーが案内している情報は見つかりませんでした。
布団のダニ対策には、東京都もすすめている日光や布団乾燥機での乾燥と、そのあとの掃除機がけを使うのが確実です。熱を使ったほかのダニ対策については、アイロンでダニは駆除できる?公的機関が勧める方法との違いも参考にしてください。
ホットカーペットのダニ退治の手順と予防
ここからは、ホットカーペットのダニ退治を実際に行う手順と、退治のあとの掃除、ダニをためないためのお手入れを順番に見ていきましょう。
ダニ退治モードの使い方の手順
メーカーの案内をもとに、ダニ退治の流れをまとめると次のようになります。目盛りと時間は、自分の機種の取扱説明書に合わせてください。
- カーペットを広げて、表面のほこりに掃除機をかけておく
- 電源プラグを差し込み、取扱説明書にあるダニ対策の目盛りに合わせる
- 全体を温める設定(パナソニックなら「全面」)にする
- 決められた時間だけ運転する(無印良品は40分、パナソニックは約90分)
- 電源を切り、プラグを抜く
- カーペットの全体に、ゆっくり掃除機をかける
パナソニックの手順では、カバーのおもて面を内側にして折り、そのカバーをヒーターで包んで布団などをのせる方法が案内されています。熱を逃がしにくくするための工夫と考えられるので、同じメーカーのものを使っている方は、手順どおりにやってみてください。
◆ダニ0母ちゃんのワンポイントアドバイス
ダニ退治の運転中はカーペットの上で過ごせないので、外出する前や、家族がほかの部屋にいる時間に始めると気楽です。タイマーをかけて、切り忘れを防ぎましょう。
退治のあとは掃除機で吸い取る
温め終わったら、掃除機でダニや死骸、フンを吸い取ります。ここを手早く済ませてしまうと、せっかくの退治がもったいない結果に。
東京都健康安全研究センターの資料では、カーペットや畳の掃除機がけは、1平方メートルあたり20秒以上の時間をかけて、ゆっくりノズルを動かしながら行うようすすめられています。たとえば3畳ほどのカーペットなら、約5平方メートルなので、1分半以上かける計算です。
掃除機をかける前に、固くしぼった布などで表面を拭いておくのもおすすめ。東京都健康安全研究センターの資料でも、掃除機がけの前に拭き掃除をして、ほこりの巻き上げを減らすようすすめられています。
東京都保健医療局の資料には、カーペットの掃除は、吸引ノズルを毛を逆立てる方向に向けて吸引する、という方法も書かれていました。毛足の奥にたまったほこりを吸い出すつもりで、いろいろな方向からノズルを動かしてみてください。
カバーが洗えるタイプなら、退治と掃除機がけのあとに洗濯すると、残ったアレルゲンも洗い流せるはず。東京都の資料にも、ダニのフンなどのアレルゲンは水で洗い流せると書かれています。
退治する頻度とタイミング
どのくらいの頻度でダニ退治をすればいいのかも気になるところです。
パナソニックのよくある質問では、毎月1回と、シーズンの始め、終わりにカバーのダニ対策をすると効果的と案内されています。冬に使い始めるとき、使っているあいだは月に1回、そしてしまう前に1回、というリズムです。
とくにシーズンの始めは大切なタイミング。東京都健康安全研究センターの資料によると、ダニは梅雨時から夏にかけて繁殖し、秋に入るとその死骸や抜け殻、フンが室内に多くたまります。ホットカーペットを出す秋から冬は、ちょうどこうしたアレルゲンが増えている時期なので、使い始める前にダニ対策の運転と掃除機がけをしておくと安心です。
あわせて、ふだんの床の掃除機がけも大切。東京都健康安全研究センターの資料では、床の掃除機がけはできるだけ毎日、少なくとも3日に1回はすすめられています。月1回のダニ退治と、ふだんの掃除機がけを組み合わせるのが現実的でしょう。
家全体のダニ対策の基本は、ダニの殺し方を徹底解説|今すぐできる確実な駆除法と再発防止策でもまとめています。
しまう前のお手入れと保管
シーズンが終わったら、しまう前のお手入れでダニやカビの原因を残さないようにしましょう。パナソニックのよくある質問では、長く収納するときは、付着したごみや食べ物の汚れがカビや虫の発生の原因になるので、汚れはできるだけ取り除くよう書かれています。
- ヒーターは水洗いせず、表面は固くしぼったタオルで拭き、裏面は掃除機で吸う
- カバーは表と裏のほこりを掃除機で吸い、洗えるものは洗濯する
- カバーは天日干しや、コインランドリーでの洗濯はしない(パナソニックの場合)
- ポリ袋や箱に入れ、湿気の少ない場所に収納する
- ナフタリンなどの防虫剤や、圧縮袋は使わない
このお手入れ方法は、パナソニックの電気カーペットについての案内です。カバーの洗い方や干し方はメーカーによって違うので、必ずお使いの機種の取扱説明書で確かめてください。湿気の多い場所に置くとカビの心配もあるので、押し入れなら、すのこを敷いて空気の通り道をつくっておくと安心です。結露しやすい部屋の対策は賃貸アパートのダニ発生源とは?壁紙・畳・結露が危険な理由で紹介しています。
◆ダニ0母ちゃんのワンポイントアドバイス
次のシーズンに出したときも、すぐに使い始めず、まずダニ対策の運転と掃除機がけをしてから使うと気持ちよく過ごせます。しまう日と出す日を、カレンダーに書いておくと忘れませんよ。
ホットカーペットのダニ退治のよくある質問
Q1. ホットカーペットのダニ退治は何分かかりますか?
A. メーカーによって違うので注意が必要です。無印良品は温度調節ツマミを「強」にして40分、パナソニックは「ダニ対策」の目盛りで約90分と案内しています。お使いの機種の取扱説明書で確かめてください。
Q2. ダニ退治機能がないホットカーペットはどうすればいいですか?
A. 取扱説明書にダニ対策の使い方が書かれていない場合は、メーカーに問い合わせるのが確実です。そのうえで、ゆっくりした掃除機がけと、洗えるカバーの洗濯をこまめに行いましょう。
Q3. ダニ退治のあと、掃除機をかけないとどうなりますか?
A. ダニの死骸やフンがカーペットに残ったままになります。東京都の資料では、死骸やフンがアレルギーの原因になると説明されているので、温めたあとは必ず掃除機をかけてください。
Q4. 去年しまったホットカーペットはそのまま使えますか?
A. 使い始める前に、ダニ対策の運転と掃除機がけをしておくのがおすすめです。パナソニックも、シーズンの始めにカバーのダニ対策をすると効果的と案内しています。
Q5. ホットカーペットのカバーは洗えますか?
A. パナソニックのよくある質問では、カバーは洗濯できると案内されていました。ただし、ドライクリーニングやコインランドリーでの洗濯、天日干しはしないように書かれています。洗えるかどうかと洗い方は機種によって違うので、カバーの表示と取扱説明書を確かめてください。
ホットカーペットのダニ退治まとめ
ホットカーペットのダニ退治は、取扱説明書にあるダニ対策の使い方で温めたあと、掃除機でしっかり吸い取るのが基本です。時間と目盛りはメーカーによって違い、無印良品は「強」で40分、パナソニックは「ダニ対策」の目盛りで約90分と案内しています。パナソニックは毎月1回とシーズンの始めと終わりの実施をすすめているので、ふだんの掃除機がけと組み合わせて続けていきましょう。
まずは今日、お使いのホットカーペットの操作部を見て、「ダニ対策」の目盛りがあるかどうかを確かめてみてください。
