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こんにちは、ダニの悩み解決部屋のダニ0母ちゃんです。
冬になっても、家の中のダニはいなくなりません。東京都の資料には、ダニは年間を通してみられ、室内に必ず住みついていると書かれています。夏ほど数は多くなくても、寝具やカーペットの中で生き続けているんです。
寒くなると「もうダニの季節は終わり」と思いがちですが、暖房の効いた部屋や、加湿器を使っている寝室は、冬でもダニにとって過ごしやすい場所になりえます。冬のあいだに布団の中でかゆくなるのも、そのためかもしれません。
この記事では、東京都と環境再生保全機構(ERCA)の資料をもとに、冬のダニの実態と、寒い時期だからこそやっておきたい対策をまとめました。
この記事のポイント
- 家のダニは1年中いて、冬もいなくなるわけではない
- 秋から冬は、夏に増えたダニの死骸やフンがたまっている時期
- 暖房と加湿器で湿度が上がると、冬でもダニが過ごしやすくなる
- 冬は寝具の乾燥・掃除機がけ・換気の3つを続けるのが基本
冬にダニはいない?寒い時期のダニの実態
まずは、冬の家の中でダニがどうしているのかを、公的な資料で確かめていきます。
ダニは冬もいなくならない
家の中でよく見つかるのは、チリダニ(ヒョウヒダニ類)と呼ばれる体長0.3〜0.5ミリほどのダニです。東京都の資料によると、このダニは年間を通してみられますが、通常は湿度の高い梅雨時に増えはじめ、夏の7月下旬から9月上旬に最も数が多くなるとされています。(出典:東京都保健医療局「室内環境対策(ダニ・カビ)」)
つまり、冬は「ダニがいない季節」ではなく、「夏よりは増えにくい季節」と考えるのが正確なところ。東京都健康安全研究センターの資料にも、生息数の多少はあるものの、ダニは室内に必ず住みついている、と書かれていました。
ダニの寿命について、東京都の資料では、家庭でよく見られるヒョウヒダニ類のメスは2〜6か月生存すると説明されています。秋に生まれたダニが、冬のあいだも家の中で過ごしていてもおかしくありません。冬だからといって、家の中のダニが一気にいなくなるわけではないんです。
冬に家のダニが生き残る理由
外は寒くても、家の中は暖房で暖かいことが多いもの。東京都の資料によると、ダニの最適な条件は、温度25〜30℃、相対湿度60〜80%です。
冬の室内は、暖房で温度が上がっても、湿度は低くなりやすいもの。ダニは乾燥に弱く、増えるには60%以上の湿度が必要とされているので、乾いた部屋では増えにくくなります。
ところが、布団の中は話が別です。人が寝ているあいだの体温と汗で、布団の中は暖かく湿った状態になります。部屋が乾いていても、毎晩使う布団の中は、冬でもダニが過ごしやすい環境になりやすいわけです。
また、東京都の資料には、近年の住まいは気密性が高く、多量の水分が発生しやすいことも書かれていました。換気が足りないと湿度が下がらずに結露が起き、湿度が高いとダニのエサになるカビが育ち、ダニが住みやすい環境がつくられる、という流れになります。
秋から冬は死骸とフンが多い
冬のダニ対策で見落としやすいのが、生きているダニよりも「死骸とフン」のほうです。
東京都健康安全研究センターの資料では、ダニは梅雨時から夏にかけて繁殖し、秋に入るとその死骸や抜け殻、フンが室内に多く蓄積すると説明されています。これらがアレルギーの原因になるため、秋ごろにアレルギー症状が悪化しやすい人がいる、とも書かれていました。(出典:東京都健康安全研究センター「くらしの健康 第47号」)
夏のあいだに増えたダニの死骸やフンは、掃除をしなければ秋から冬にかけても寝具やカーペットに残ったまま。冬に窓を閉め切って過ごすと、こうしたアレルゲンが部屋の中にとどまりやすくなることも考えられるでしょう。
季節ごとの症状の変わり方は、ダニアレルギー 季節別の症状変化と原因でも詳しく書いています。
冬にかゆいときに考えたいこと
冬に布団の中でかゆくなると、「ダニがいるのでは」と心配になるものです。ただ、家に多いヒョウヒダニ類は、東京都の資料によると、人から吸血したり咬んだりすることはありません。アレルギーの原因になるのは、ダニそのもの、死骸、フンです。
刺されたような跡があるのか、肌全体がかゆいのかによっても、考えられる原因は変わってきます。冬は空気が乾燥する季節でもあるので、肌の乾燥がかゆみにつながっていることもあるかもしれません。
かゆみや赤みが続くときは、自己判断で決めつけず、皮膚科などで相談してください。ダニに刺されたあとの対処は、ダニに刺された跡がかゆい・消えない…原因と正しい対処法にまとめています。
暖房と加湿で冬もダニが増える
冬にダニが増えやすい家の特徴として、意識しておきたいのが「暖房」と「加湿」の組み合わせです。
のどや肌の乾燥が気になって、寝室で加湿器を一晩中使う家も多いのではないでしょうか。ところが東京都の資料では、室内の湿度を60%以下にするよう換気や除湿に努め、冬でも過剰に加湿器は使用しないようにすすめられています。ERCAのアレルギー対策のページでも、ダニ対策の項目に「加湿器は使わない」と書かれていました。
加湿器をまったく使わないのが難しい場合でも、湿度計を置いて、加湿しすぎていないかを確かめるだけで違います。湿度が60%を超えている時間が長い部屋は、冬でもダニが増えやすい条件に近づいている、と考えておきましょう。
冬にダニがいない状態に近づける対策
ダニを完全にゼロにするのは難しくても、冬のうちにできることはたくさん。ここからは、寒い時期に続けたい対策を紹介します。
寝具を乾かして掃除機をかける
冬のダニ対策の中心は、やはり寝具です。東京都健康安全研究センターの資料では、寝具はダニが最も生息しやすい場所で、寝具のダニアレルゲン対策は特に重要とされています。
- 天気のよい日は布団を干し、よく乾燥させる
- 干したあとはたたかずに、必ず掃除機をかける
- 1週間に1回、1平方メートルあたり20秒以上かけて、布団の表と裏に掃除機をかける
- シーツや布団カバーはこまめに取り替えて洗濯する
- 毛布やタオルケットは年に2〜3回以上丸洗いする
ERCAのページでは、できればすべての寝具を防ダニシーツで覆うこと、丸洗いできる寝具なら週1回洗濯すること、ベッドや布団の高さを床から30cm以上離すことなども挙げられていました。床に直接布団を敷いている家では、すのこやベッドを使うのもひとつの方法です。
冬は日が短く、布団を外に干せる時間も限られます。干せない日は布団乾燥機を使い、乾かしたあとの掃除機がけまでをセットにしましょう。冬はパジャマも洗う回数が減りがちなので、パジャマは毎日洗うべき?ダニ対策と洗濯頻度もあわせて読んでみてください。
◆ダニ0母ちゃんのワンポイントアドバイス
冬は毛布を何枚も重ねがちですが、全部を一度に洗うのは大変です。シーズン中に1回、天気のよい週末を選んで1枚ずつ洗っていくと、無理なく年2〜3回の丸洗いに近づけますよ。
加湿しすぎず換気を続ける
寒い日は窓を開けるのがおっくうになりますが、冬こそ換気が大切です。
東京都健康安全研究センターの資料では、布団を敷いた直後はダニやその死骸、フンが室内の空気中に舞うため、布団を敷くのは寝る30分以上前に、窓を大きく開けて行うようすすめられています。ERCAのページにも、布団の上げ下ろしのあとの2時間は部屋を十分に換気する、と書かれていました。
短い時間でも、朝起きて布団を上げたときと、夜に布団を敷くときの2回は窓を開ける、と決めておくと続けやすいはず。ERCAのページでは、気密性の高いマンションではとくに換気を心がけるよう書かれていました。加湿器を使う場合は、湿度計で60%を超えていないかを確かめながら使いましょう。
結露と部屋干しに気をつける
冬の部屋の湿気の原因になりやすいのが、窓の結露と、洗濯物の部屋干しです。
東京都の資料では、浴室や台所の換気が不十分だと湿度が下がらずに結露が起きやすく、湿度が高いとダニのエサになるカビが育つ、と説明されています。ERCAのページでも、極端な乾燥状態のときを除いて、洗濯物の部屋干しはやめることが挙げられていました。
冬は外に干しても乾きにくいので、部屋干しをやめるのは難しいこともありますよね。その場合は、寝室では干さない、換気扇や除湿機を一緒に使う、といった工夫で湿気をためないようにしましょう。結露とダニの関係は賃貸アパートのダニ発生源とは?壁紙・畳・結露が危険な理由でも紹介しています。
大掃除でダニを減らす
年末の大掃除は、ダニ対策を見直すよい機会です。
東京都健康安全研究センターの資料では、電灯のかさやタンスの天板など、ほこりがたまりやすい場所も年に1回は徹底的に拭き掃除をするようにすすめられています。布製のソファには掃除機をかけ、カーテンは定期的に洗濯することも挙げられていました。
冬に毎日使うエアコンも、見直しておきたい場所。ERCAのページでは、エアコンは一般的に年2回、さらに使い始める直前に掃除し、その後は毎週掃除することがすすめられています。暖房を本格的に使い始める前に、フィルターの掃除を済ませておきましょう。
床の掃除機がけは、できるだけ毎日、少なくとも3日に1回は、1平方メートルあたり20秒以上の時間をかけるのが目安。カーペットや畳は、ゆっくりノズルを動かしながら吸引すると、ダニの死骸やフンも吸い取りやすくなります。
ダニ用のスプレーなどを使う場合は、ERCAのページに「ダニ殺虫剤の効果は確認されていないため、積極的に使用しなくてよい」という趣旨の記載があることも知っておいてください。掃除や洗濯、換気といった基本の対策の補助として、製品の表示をよく読んでから使うのがおすすめです。
参考として、楽天市場で取り扱いのある商品の例を載せておきますね。
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冬のダニに関するよくある質問(FAQ)
Q1. 冬になるとダニは死滅しますか?
A. 家の中のダニは、冬になっても死滅しません。東京都の資料では、ダニは年間を通してみられ、室内に必ず住みついていると説明されていました。暖房の効いた家では、寝具の中などで冬も生き続けています。
Q2. 冬にダニ対策をする意味はありますか?
A. あります。秋から冬は、夏に増えたダニの死骸やフンが室内にたまっている時期です。冬のうちに寝具の掃除機がけや洗濯でアレルゲンを減らしておくことは、アレルギー対策にもつながります。
Q3. 冬に加湿器を使うとダニは増えますか?
A. ダニは増えるのに60%以上の湿度が必要とされているので、加湿しすぎると増えやすい条件に近づくことに。東京都は冬でも過剰に加湿器を使わないようすすめています。使う場合は湿度計で確かめながら使いましょう。
Q4. 冬に布団の中でかゆいのはダニのせいですか?
A. ダニが原因のこともありますが、それだけとは限りません。家に多いヒョウヒダニ類は人を刺さず、アレルギーの原因になるダニです。かゆみが続くときは、皮膚科などで相談してください。
Q5. 冬に布団を干すのは意味がありますか?
A. 意味はあります。冬の布団も、寝ているあいだの汗で湿気を含んでいるからです。東京都の資料では、寝具類を日光や布団乾燥機でよく乾かすことが大切とされているので、晴れた日の日中に干し、取り込んだあとはたたかずに掃除機をかけましょう。外に干せない日は、布団乾燥機で代わりに乾かす方法もあります。
冬にダニはいないのかまとめ
冬にダニはいない、ということはなく、家の中のダニは1年中住みついているもの。夏ほど増えにくいとはいえ、暖房の効いた部屋や毎晩使う布団の中は冬でもダニが過ごしやすく、秋から冬は夏に増えたダニの死骸やフンもたまっています。寝具を乾かしてから掃除機をかけること、加湿しすぎずに換気を続けること、結露や部屋干しに気をつけることが、冬のダニ対策の基本です。
まずは今夜、寝室に湿度計を置いて、加湿しすぎていないかを確かめるところから始めてみませんか。
