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こんにちは、ダニの悩み解決部屋のダニ0母ちゃんです。
こたつのダニ対策でいちばん大事なのは、こたつ布団と下に敷くラグに、湿気とホコリをためないこと。毎日の掃除機がけと、こたつ布団の洗濯や乾燥、そして出す前としまう前の手入れを組み合わせれば、冬のあいだも安心して使えるはず。
こたつに入ると、足元がむずむずしたり、こたつ布団からほこりっぽいにおいがしたりすることも。暖かくて家族が集まる場所だからこそ、ダニのことも気になるもの。
この記事では、東京都と環境再生保全機構(ERCA)の公的な資料をもとに、こたつがダニの好む環境になる理由と、家庭でできる対策の手順をまとめました。
この記事のポイント
- こたつ布団とラグは、ダニが好む「暖かさ・湿気・エサ」がそろいやすい
- こたつの熱でダニが死滅するという公的な根拠は見つからなかった
- 床の掃除機がけは1平方メートルあたり20秒が目安
- 出す前としまう前に、洗濯と乾燥でリセットする
こたつのダニ対策が必要な理由
まずは、こたつまわりがダニにとってどんな場所なのかを確かめておきましょう。理由が分かると、どこを重点的に手入れすればいいのかが見えてくるはずです。
こたつがダニの好む環境になる理由
家の中に多いチリダニ(ヒョウヒダニ類)が生きていくには、エサ、潜る場所、そして温度と湿度の3つの条件が必要だと、東京都の資料に書かれています。温湿度の最適な条件は、温度25〜30℃、相対湿度60〜80%です。(出典:東京都保健医療局「室内環境対策(ダニ・カビ)」)
こたつの中は、ヒーターで暖められているうえに、人が足を入れることで汗の湿気もこもりやすい場所。さらに、こたつで食事やおやつを食べれば、食べこぼしも落ちやすくなるもの。
東京都の資料では、ダニのエサとして、人のフケやアカ、お菓子などの食べこぼしが挙げられています。暖かさ、湿気、エサ、そして潜りやすい布という条件が、こたつまわりにはそろいやすいわけです。
こたつ布団と敷物にダニがたまる
こたつの下には、ラグやカーペット、こたつ用の敷き布団を敷いている家も多いと思います。
東京都健康安全研究センターが一般家庭10軒で調べた結果では、ダニのフン由来のアレルゲンの量は、フローリングの床よりもカーペットや畳のほうが高く、寝具が最も高い値でした。ダニが繁殖しやすい場所として、寝具、カーペット、畳、カーテン、押し入れ、ぬいぐるみなどが挙げられています。
こたつ布団は、毛足のある敷物と、寝具のような厚い布団が重なった場所。こたつまわりは、家の中でもとくに手入れを意識したい場所といえるでしょう。
ERCAのページには、ダニ対策としてカーペットは取り除くこと、湿気がこもるので畳の上に敷くのも厳禁、とまで書かれています。(出典:環境再生保全機構「室内の環境整備」)これはぜん息などアレルギーのある人向けの環境整備の考え方ですが、畳の部屋でこたつを使う家では、敷物の湿気に気をつけたいところです。
こたつの熱でダニは死滅する?
「こたつを強にしておけば、熱でダニが死ぬのでは」と考える方もいるかもしれません。
今回調べた東京都やERCAの資料には、こたつの熱でダニが死滅するという説明は見つかりませんでした。こたつはもともと人が暖まるための暖房器具で、ダニを退治するための温度や時間が決められているものではありません。
商品によっては「ダニ対策」の機能をうたうこたつや、こたつ布団もあります。使う場合は、メーカーの取扱説明書に書かれた使い方と時間を守り、熱だけに頼らず、このあと紹介する掃除や洗濯と組み合わせるのが現実的です。
同じ暖房器具でも、ホットカーペットには、メーカーがダニ対策の使い方を案内している機種があります。たとえばパナソニックのよくある質問では、カバーをヒーターで包んで布団などをのせ、温度調節を「ダニ対策」の目盛りに合わせて約90分通電する方法が紹介されていました。こたつでも、こうした使い方が取扱説明書に書かれている機種でなければ、熱でのダニ退治は期待しすぎないほうがよさそうです。
また、こたつの中で長く温め続けると、かえって湿気がこもることもあります。使わない時間はこたつ布団をめくって、中の空気を入れかえてあげましょう。
ダニを放っておくとどうなる
家の中のダニの多くは、人を刺すタイプではありません。東京都の資料によると、ヒョウヒダニ類は人から吸血したり咬んだりすることはありませんが、ダニそのもの、死骸、フンが、気管支ぜん息や鼻炎、アトピー性皮膚炎などのアレルギー症状の原因になります。
東京都健康安全研究センターの資料では、ダニは梅雨から夏に増え、秋に入ると死骸やフンが室内にたまるため、秋ごろにアレルギー症状が悪化しやすい人がいる、と説明されていました。こたつを出す秋から冬は、ちょうど夏に増えたダニの死骸やフンがたまっている時期でもあるんです。
こたつまわりでかゆみが気になるときは、ダニ以外の原因のことも。症状が続くときは、自己判断せずに皮膚科などで相談してください。刺されたあとが気になる方に向けては、ダニに刺された跡がかゆい・消えない…原因と正しい対処法という記事も書きました。
こたつのダニ対策と手入れの手順
ここからは、こたつまわりのダニを増やさないための具体的な手入れを、毎日・ときどき・季節の変わり目に分けて紹介します。
毎日の掃除機がけのコツ
こたつまわりのダニ対策の基本は、こまめな掃除機がけです。
東京都健康安全研究センターの資料では、床の掃除機がけはできるだけ毎日、少なくとも3日に1回は、1平方メートルあたり20秒以上の時間をかけて丁寧に行うようすすめられています。カーペットや畳は、ゆっくりノズルを動かしながら吸引するのがポイント。
こたつのそばに置いている座布団やクッション、ぬいぐるみも、ダニがたまりやすい布製品です。東京都の資料でも、寝具類やぬいぐるみは洗える材質のものを選び、定期的に洗うようにすすめられています。カバーを外して洗えるものは、こたつ布団と一緒に洗う日を決めておくと手間が減って楽ちんです。
こたつの下のラグは、こたつをどかすのが大変で、つい後回しになりがち。週に1回はこたつを少しずらして、ラグの全面に掃除機をかける日を作ると、食べこぼしもたまりにくくなります。掃除機をかける前に拭き掃除をして、ほこりの巻き上げを減らすこともすすめられていました。
◆ダニ0母ちゃんのワンポイントアドバイス
こたつで食事をした日は、片づけのついでにハンディクリーナーでこたつ布団のふちだけでも吸っておくと、食べこぼしがたまりにくくなりますよ。
こたつ布団を洗う・乾かす
こたつ布団や、こたつの上掛け、ラグのカバーなど、洗えるものは洗濯表示を確かめて定期的に洗いましょう。東京都の資料にも、ダニのフンなどのアレルゲンは水で洗い流せるので、洗える材質のものを選んで定期的に洗うとよい、と書かれていました。
家の洗濯機に入らない大きなこたつ布団は、コインランドリーを使う方法もあります。乾燥機を使うときの注意点は、コインランドリーの乾燥機でダニは死なない?効果的な駆除法にまとめました。
洗えないこたつ布団は、天気のよい日に干してよく乾かし、取り込んだあとはたたかずに掃除機をかけます。東京都健康安全研究センターの資料でも、寝具を干したあとはたたかずに、必ず掃除機がけを行うよう書かれていました。
出す前・しまう前の手入れ
こたつのダニ対策で差がつくのが、季節の変わり目の手入れです。
こたつを出すときは、収納していたこたつ布団をそのまま使うのではなく、まず干すか洗濯をしてから使い始めましょう。押し入れなどに長くしまっていた布団は、湿気を含んでいることがあるからです。東京都の資料には、押し入れのような換気が不足しやすい場所では、すのこを使って空気の通り道をつくる方法も紹介されていました。
こたつをしまうときは、次の順番で手入れをすると、次のシーズンを気持ちよく迎えられます。
- こたつ布団とカバーを洗うか、干してよく乾かす
- 乾かしたあと、表と裏に掃除機をかける
- こたつ本体のほこりを拭き取る
- 湿気の少ない場所に、空気が通るように収納する
◆ダニ0母ちゃんのワンポイントアドバイス
しまう日を「春の衣替えの日」とセットにしておくと、毎年忘れずに手入れできます。収納袋に「洗濯ずみ」と日付を書いておくと、次の冬に出すときも安心ですよ。
こたつ本体のヒーター部分にも、ほこりがたまることがあります。手入れのしかたは機種によって違うので、取扱説明書の「お手入れ」の項目を見ながら、電源プラグを抜いてから行ってください。
湿気をためない部屋づくり
こたつまわりだけでなく、部屋全体の湿気を下げることも大切。東京都の資料では、通気や換気、除湿に努めて室内の湿度を60%以下にすること、冬でも過剰に加湿器を使わないことがすすめられています。
冬は窓を閉め切りがちですが、こたつを使う部屋も1日に何回か窓を開けて換気しましょう。結露が出やすい部屋では、窓まわりの水滴をこまめに拭き取ることも、湿気をためない工夫になります。結露とダニの関係は、賃貸アパートのダニ発生源とは?壁紙・畳・結露が危険な理由でも書いています。
ERCAのページでは、換気を十分に行うこと(とくに気密性の高いマンション)、極端な乾燥状態のときを除いて洗濯物の部屋干しはやめること、押し入れは定期的に空気を入れ替えてすのこを敷くことなども挙げられていました。冬は洗濯物を部屋に干す家も多いので、こたつのある部屋では干さないなど、できるところから取り入れてみましょう。
ダニ用のスプレーなどを使う場合は、ERCAのページに「ダニ殺虫剤の効果は確認されていないため、積極的に使用しなくてよい」という趣旨の記載があることも知っておいてください。使うときは、掃除や洗濯、換気といった基本の対策の補助として、製品の表示をよく読んでから使うのがおすすめです。
参考として、楽天市場で取り扱いのある商品の例を載せておきますね。
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こたつのダニ対策に関するよくある質問(FAQ)
Q1. こたつ布団はどのくらいの頻度で洗えばいいですか?
A. こたつ布団についての決まった目安は、今回調べた公的な資料には見つかりませんでした。東京都健康安全研究センターの資料では、毛布やタオルケットを年に2〜3回以上丸洗いすることがすすめられているので、こたつ布団も出す前としまう前を基本に、汚れが気になったときに洗うとよいでしょう。
Q2. こたつを強にすればダニは死にますか?
A. 東京都やERCAの資料には、こたつの熱でダニが死滅するという説明は見つかりませんでした。ダニ対策の機能がある商品は、メーカーの取扱説明書の使い方を守り、掃除や洗濯と組み合わせてください。
Q3. こたつで寝てしまうのはダニ対策としてよくないですか?
A. こたつで寝ると、汗の湿気がこたつ布団にこもりやすくなります。ダニ対策の面でも、寝るときは布団に移動し、こたつ布団はめくって空気を入れかえておくのがおすすめです。
Q4. 畳の上でこたつを使っても大丈夫ですか?
A. 使うこと自体はできますが、ERCAのページでは、湿気がこもるので畳の上にカーペットを敷くのは厳禁とされています。敷物の下に湿気がたまらないよう、換気とこまめな掃除機がけを心がけてください。
Q5. こたつ用のラグや敷き布団はどんなものを選べばいいですか?
A. 東京都の資料には、ダニのフンなどのアレルゲンは水で洗い流せるので、寝具類などは洗える材質のものを選んで定期的に洗うとよい、という説明がありました。こたつ用の敷物も、家で洗えるものやカバーを外して洗えるものを選ぶと、手入れが続けやすくなりますよ。汚れたときにすぐ洗えるかどうかを、買うときの目安のひとつにしてみてください。
こたつのダニ対策まとめ
こたつのダニ対策は、こたつ布団と下に敷くラグに湿気とホコリをためないことが基本。こたつまわりは暖かさや湿気、食べこぼしがそろいやすく、ダニにとって住みやすい場所になりがちです。こたつの熱でダニが死滅するという公的な根拠は見つからなかったため、1平方メートルあたり20秒を目安にした掃除機がけ、洗濯や乾燥、出す前としまう前の手入れを組み合わせましょう。
今日はまず、こたつを少しずらして、下のラグにゆっくり掃除機をかけるところから始めてみてください。
